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2015年4月

2015年4月27日 (月)

仕事のスピード感ー4倍速ー

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*懐かしい名古屋の景色。

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 平成22年の7月から、3年の予定だったところが1年延長となり、結局、4年間、平成26年7月まで、国税不服審判所で国税審判官の仕事をさせていただきました。

 4年ぶりに弁護士業に復帰してみて、改めてこの4年の歳月の世の中の変化を実感しています。

 何に一番驚いているか。

 依頼者の方とのコミュニケーションのスピード感です。体感にして、4倍速くらいです。

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 以前の弁護士としての仕事ぶりのイメージとしては、次のようなものでした。

 依頼者から電話がある。弁護士不在。弁護士が事務所に戻り、依頼者に電話をする。依頼者、電話に出られす。弁護士もその日、事務所での作業。

 翌日、依頼者から事務所に電話。弁護士、込み入った打ち合わせの最中で、電話に出られず。

 夕方、弁護士が依頼者に電話。ようやく、依頼者と弁護士で話しができる。

 

 こんな様子で、あっという間に48時間くらいは経過するのは当たり前といった感覚でした。

 しかし、今は違います。

 何が違うのか。わたしの方が、仕事にさらにスピード性を求める意識が高まったのか、依頼者の方とは、積極的に、もう時間が許す限りは、事務所の電話からだけでなく、携帯電話から連絡しています。さらには、電子メールの活用はもちろん、Message機能の活用、依頼者の方によってはこちらもLINEを使ってご連絡しています。

 速い!

 これでめちゃくちゃやりとり、コミュニケーションが速くとれて、進みます!

 書面のご確認を求める際も、メール添付でPDFでお送りすると、その日のうちに、すぐに電話をいただいたり、18時以降でも携帯電話の方にご連絡をいただけます。

 すると、翌日の朝には、提出の準備等の処理ができます。

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 資料の内容の確認についても、あれ?というとき、iPhoneで写真をとり、Messageで送れば、数時間のうちにお返事をいただけます。

 速い!

 つまり、仕事が進む!

 つまり、事件解決・依頼対応が速い!

 ということにつながります。

 

 わたしも快適ですし、依頼者の方々にとっても、早くものごとが進むのはよりよいリーガルサービスを受けるという点、良いことになります。

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 これがもし,私が、国税審判官となるために4年間、弁護士業務を離れていなかったら。

 きっとそれまでどおりのやり方で弁護士としての仕事をやり続けていたと思います。

 いったん離れてみて、しかも巨大組織の国家公務員になってみて。

 仕事のスピード感に対する、渇望のようなものが生まれたからこそ、このような仕事の仕方ができたのだと思います。

 組織となると、常に決済がいります。そこで、日にちが2日、3日とただ順番待ちのために過ぎていくことの虚しさ。

 スピードへの渇望です。

 こうした経験をしたからこそ、自分ができる限りのことはより早く対応しよう、より早く依頼者とコミュニケーションをとり、ものごとを進めていこう!と思い、そのためにありとあらゆるガジェット、アプリを利用し、時間も関係なく対応ができるようになった根源的な原因だと思います。

 

 正直なところ、昔でしたら、日曜日くらい、休みの日くらいは仕事の電話や、連絡はしたくないというのが本音でした。だったら、月曜日に先延ばししよう、と。

 しかし。今は、進められるなら、どんどん進めていきたい、日曜日に勧められたら、月曜日には次のステップにすすめる、そう思うと、厭う気持ちは湧き上がってはきません。

 

 組織なので仕方のないこととはいえ、スローボードに4年間乗っていたことによる反動、スピードへの渇望だと思います。

 あとはIT環境の進化。電子メール、携帯メールというのも本当はもうやめて、Messageや、サイボウズライブ、チャットワークに集約したいところですが、それはもうしばらく先となりそうです。

                           (おわり)

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*スピードを出し続けるだけだと、いつかどこかでバラバラに空中分解しかねないので、時々、休む。緩急が大事だとはわかっています。朝の20分の瞑想を続けて3ヶ月。快調です。

2015年4月 4日 (土)

企業文化 ー腐るときも、変わるときも、トップからー

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 平成27年3月31日の日経夕刊から。

 大阪市の職員に対する処分が2件、報道されていました。

 1件は、タブレット入札をめぐる教育委員会の職員の処分。部長級61歳、課長級54歳、係長級49歳。入札前に特定の業者に情報を提供と。減給処分です。

 もう1件は。こども青年局の係長52歳。見積書偽造です。この方は懲戒免職。

http://news.goo.ne.jp/picture/abc/region/abc-20150330011.html

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http://www.yomiuri.co.jp/national/20150401-OYT1T50005.html

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 大阪市の職員。

 3万5000人です。

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 ちなみに。国家公務員、日本全国が対象の国税庁の職員が、5万6000人です。

 消防・交通・病院・学校といった公共性・特別性の高い職種を除いて、事務処理系統だけでどうかと単純に概算しても、これほどの2万人近い職員数が必要とは思えません。

 それはさておいても、大阪市。

 取引業者との癒着といった報道が絶えず、発生頻度としても国家公務員と比しても多いような気がします。体感頻度ですが。

 

 「公務員」としての規律、文化が、「大阪市」という職場ではこの平成26年、27年となっても築かれていないのではないかと思えます。

 

 公務員パッシングといわれるものは、昨年の7月まで、4年間、任期付とはいえ国家公務員をしていたのでなんとなくですが肌で感じます。

 感じるというのは、トップからの指導監督が頻繁にあり、トップが神経質になっているのを実感し、それを踏まえて、下の職員らとしても気をつけねば、見られているといった視線を感じて、そのような不祥事がおこらないような抑制力となっていたと思います。庁舎前の信号機のない道路でも、必ず横断歩道のところまで行って、横断歩道を渡るようにと指導がありました。

 大阪市に対する批判も、些細なことで揚げ足とりをする「公務員バッシング」なのでしょうか。

 大阪市。不祥事の報道は、30代の若者といった職員ではなく、60代50代の人たち、いわば管理職の人たちの不祥事です。

 もう、「職場」がそういうことを許容する環境なんだなと推測をせざるを得ません。

 文化から変えていかないと、こうした癒着報道は今後もあとを絶えないのではないかと思います。

 誰が変えるのか。

 トップの責任、市長の責任だと思います。

 そういう意味では、職員から市長になったといった過去の流れが断ち切られている点はよい傾向かとは思います。

 しかし。公務員。トップが変わるのには慣れています。うまくその任期の間を適当にあわせて、おだてて面従腹背でやりすごす。

 そうした技術はとぎすまされます。

 

 限られた時間で、どうやって文化を変えるのか。

 それが、経営者としての資質なのだと思います。

 

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 懲罰をきつくして、監視体制だけを整えればいいのか。

 それでは、誰もついてきません。

 全員が全員は無理であっても、何名かは働きかければ動き、変わる可能性があります。

 見えていないだけで、そこにあるものを引き出す手腕。

 そのためには、まず職員を信頼することが必要だと思います。

 

 君が代を歌っているかと唇を監視するだけでは何も変わらないと思います。

 なぜ、そうしたことしかできないのか。

 不思議です。そのやり方しかしらないのか、失敗から学ぶ力がないのか。

 まったくやる気がない人よりはマシであるとは思いますが。

 

 市政が託された人ですので、がんばって欲しいものです。

 

 どうしたらよくなるのかと考える。

 単に批判するだけの人たちにも共感はできない。

 誰もが「作り出す人」でないと。

(おわり)

13年前の2002年、チュニジアを旅したときの砂漠での写真が出てきました。脳天気な頃でした。

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