「税理士・弁護士のための税務調査の後の不服申立手続ガイド」のこと
日付をメモするのを忘れましたが、先週7月25日頃の日経の朝刊、スボーツ欄での記事です。
三浦知良さんのコラム。「サッカー人として」で、「ブラジルで学んだこと」という文章で、次のような言葉に出会いました。
「次回の本番へ、あの3試合を戦った選手たちはあそこで経験したことを発信してほしい。プレーだけでなく、形ある言葉で語り継いでほしい。そうすることで日本は大きくなれるはずだからね。」
経験したこと、経験から学んだことを形にすること、言葉にすること。
そうすることで、自分以外の人がその言葉を拾い、一人の経験が良くも悪くも一人だけの経験ではなくなり、どこかに影響を及ぼし、何かが改善され、何かがさらによくなっていく可能性が広がる。
言葉にして、形にしないと、広がりはない。
まさにそういう思いで、言葉にして、形にしました。
独りよがりな点は多々あると思います。
批判、批評、どんと来い、です。
いろいろ議論してもらうことで、税務行政が、そこで働く人々、サービスを受ける市民にとっても、よりよくなればと思います。
そう思うのは、もっとよりよくなる余地があるのではないか、との思いがあるからです。
もっともっとよくなると思います、日本の税務行政。
限られた人材の中で、そのエネルギーをどこにどうつぎ込むのか。効率が問われいると思います。
コスト意識といってもいいかもしれません。
オープンにすることで、批判・批評を真正面から受けない限り変化、進化はないのが普通だと思います。
個人職員の痴漢、横領、賄賂といった不祥事は問題外ですが、それ以外のところでも、もっと報道されてもいいと思います。日本の税務行政の実態。
見られているという意識が人を、組織を変えるので。
優れた組織力、プロ意識と素晴らしい面は多々ありますが、今の状態が最上かというともっと注力すべきところに注力できていないのではないかという面もあるのではないかと思います。
それは皆にとっての不幸です。
手続がそもそも非公開というネックがありますが、国税不服審判所の「裁決書」はマーキングをして原則、全て公開にすれば、いろいろな改善点がもっと明らかになるのではないかと考えています。
批評、批判、どんと来い、と審判所、審判所の本部職員の方々にも言ってもらいたい。
イタリアに移籍した時に本田圭佑が口にしていたみたいに。
批判されたくなければ、ロシアのチームにそのまま居れば良かった、けど、プレーを批判されることを覚悟でより厳しいであろう環境のイタリアのチームに移籍した、と。
それは自身の成長のためである、と。
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