私が愛する SWITCH 【松井】
SWITCH という月刊誌があります。その昔、私が購入し始めた15年ほど前は、季刊誌でした。それが隔月刊誌となり、いつのまにか月刊誌となりました。
www.switch-pub.co.jp
今月の特集は、「マシュー・バーニー&ビョーク 『愛の変容』」。
英語では、「Transformation of Love」
何のことかさっぱり分かりません。ビョークは知っています。去年のブログにも書いているように、アイスランド出身のちょっとトリッキーな位置付けの歌手です。
しかし、「マシュー・バーニー」って誰?
雑誌をめくり記事を読んでいくと分かりました。
アメリカ出身の芸術家、映画を撮ったりしている人で、ビョークの実生活でのパートナーで、最近、日本で映画を撮影した人で、今回のスイッチはその映画の特集だったのです。
私が15年以上もスイッチというこの雑誌を買い続けているのは、このような「何これ?」が毎回あったからです。
大橋仁という写真家もこのスイッチで知りました。
「いま」という写真集がこの春出版されています。アマゾンで早速、予約注文して買いました。先日、日経新聞の書評でも取り上げられました(興味があればぜひ一読を。素晴らしい写真家だと思います。)。
私がこの雑誌を買い始めた1989年ころには、トルーマン=カポーティの特集をしていました。
私にとって、わけのわかんない雑誌として、これは必読雑誌となりました。
毎回、何か新しい発見~写真家であったり、作家であったり、映画であったり、俳優であったり~ をさせてくれました。
一時期、ドリームズ・カム・トルーや、ミスターチルドレンといった既に有名になった人ばかりを特集で取り上げ、この雑誌はもう終わったと買うのを止めたときもありましたが、今年の年始めからまた買い始めました。
何も自分からこれ以上自分の世界を狭くする必要もないかなと思い。
そして今月号。知っている人は知っているんだろうけど、マシュー・バーニー。知りませんでした。
楽しく読めた。
中には、竹中直人が撮影した新しい映画を取り上げ、竹中直人と主演の原田知世のインタビューも載っていました。
竹中直人「人生はあっという間に終わっていく。だから、一生の中でどれだけの人に出会えるのか、それをどれだけ大切に出来るかが、僕にとっては大事なことなのかもしれない。」
原田知世へのインタビュー記事の中でライターの人は書いています。
「”もしも”の時、今まで出会った人や感謝すべき人を集めて『みなさん、今までありがとう』ということが出来たら・・・。きっと私たちは満足して旅立つことができるだろう。でも、現実はそうじゃない。」
今日は、事務所で依頼者の方と語っていました。
どうしたら死後に自分の意思をきちんと残すことができるのか。
何も考えずにめくっていた雑誌から、「死」の前とその後について、新たに語りかけられたような今日一日の締めくくりでした。
早寝早起きなので、もう寝ます。
お休みなさい。また明日。
明日も仕事です。
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