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2009年5月

2009年5月29日 (金)

のっとり弁護士

 「のっとり弁護士」という弁護士が書いた本がありました。
 のっとりました。
 「竹と虎」に模様替えです。
 大橋は、このブログ、最近ほとんど書いていないし、見ていません。
 野望達成。

「戦わない」 【松井】

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 戦わない。これが最強だと思います。
 「がんばらない」という、医師が書いた本があったかと思いますが。
 「戦わない」。


 合気道も、戦いません。試合、ないです。でも、強いかどうかは分かります。

 合気道は、自分からはしかけません。
 というか、本当はわざと隙をみせて相手をそこに呼び込み、相手に仕掛けるといえば仕掛けるんだけど。自分からあからさまに打ちにいくということはありません。
 隙をみせ、そこにくいかかってきたところを相手のその動の動きに、別の角度から違う動きを付け加えて、相手のバランスを崩し、倒します。
 倒して、とどめをさすやり方もあるのですが、皆から一目おかれる有段者の方が仰っていたことがずっと頭に残っています。

 体格がまったく違う相手だと、合気道は力ではないとはいうけど、まともにぶつかることなんて出来ない。
 相手の攻撃をかわし、いったん倒したら、相手が復活する前に逃げるのが一番だ、と。
 
 聞きようによっては、相手を必要以上に攻撃しない、とどめを刺さない、逃げ道をつくってあげるということが大事ということかもしれません。


 ま、結局、感情のままに必要以上に戦ったりしない、ぶつかったりしないということだと思います。
 ケンカ、売らない。
 ケンカ、買わない。
 戦わない。

 弁護士としては、それが依頼者の利益にもっとも適う。
 依頼者の人は、代理戦争じゃないけど、相手方に対してもっと弁護士の方からギャンギャン言ってくれと思っていたりするかもしれない、戦ってくれと思っているかもしれないけど、必要以上にやりこめたりなんてしません。結局、依頼者に不利益をもたらすだけのことの方が多いから。
 
 「戦わない」というのは最強の戦術だし、やたらめったら「戦う」人よりもよっぽど格好いいと思うのですが。
 直球一本勝負、豪速球しか投げられませんというピッチャーよりは、コントロールに優れた老獪とぐらいに評されるピッチャーの方が格好いいと思います。チームに勝利をもたらします。
 緩急自在。
 「戦う弁護士」って、弁護士としては最悪ではないかと思うのですが、どうなんでしょ。
 私が依頼者なら、「あの人は狸よ」と言われるくらいの弁護士に頼みたいです。「あの弁護士さんは戦ってくれるわよ」という弁護士じゃなくって。 
 相手方に対していつも愛想よくにこにこしているけど、腹の中では何考えているか分からないくらいの弁護士に憧れます。
 

 とはいえ、事務所設立時、事務所名は、武闘派っぽい「双龍法律事務所」が良かったなとときどき思い出します。大橋に即、却下されました名前です。今も、未練があります。
 法人化したら、「弁護士法人 双龍」。
 英語名、「Twin Dragon Law Office ツイン・ドラゴン・ロー・オフィス」。

 事務所の雰囲気やブログのデザイン、そしてホームページのデザインから、たまに「可愛らしい法律事務所ですね。」と言われるのですが、野望としては実はこの対極の「強さ」を表現したい欲望もあります(わたしだけかもしれないけど)。
 「戦わない」、「戦わない」ことによって「戦い」を極度に意識し、そしてその「戦い」に勝つ「強さ」。
 以前、ブログのテンプレートも、「竹と虎」のものを見つけ、変えたのですが、即、大橋に変更されてしまいました。
 わたしのこうありたいという姿としては、「竹と虎」なんです。実は。
 戦わない強さって格好いいと思います。 
 
 ・
 ・
 ・
 東京のとある法律事務所の名前をみて、ああ、いいな、好き勝手やってるなあとちょっと羨ましく思いつつ、ぼんやりと考えました。

 ただ自分でも迷走しているのは、こんなことを書き連ねつつも、弁護士ブログとしては方向性を誤っているのではなか!?他の弁護士ブログを見てごらん、女性の弁護士のブログを見てごらん、全然違うよ、変な方向にいっているんじゃないの?!という頭の中のこびと9の声も聞こえたりして。
 
 あこがれるのは、DNaの南場智子社長のブログです。
 会社の社長のブログであれだけ笑いがとれるのはすごいです。
 笑いをとるには、自分で自分を笑えないといかんしなあ。「紳竜の研究」のDVDを観直そうかな。
 
(おわり)

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2009年5月26日 (火)

リラックス 〜戦いの極意?〜【松井】

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 80年代、イギリス出身のフランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッドという大所帯のバンドがデビューしました。
 大ヒットした曲のタイトルは、「リラックス」!。
 でも歌詞の内容はちょっと卑猥すぎるということで当時、イギリスでは確か、ラジオなどでは放送禁止になっていたはず。
 リラックス、リラックス、リラックスが大事だよ〜 という歌だったと思います。

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 で、ちょっと違うけど。
 裁判所での弁論準備手続きや法廷での尋問、さらには交渉の相手方と対面するときでも、余裕をみせる、リラックスが大事だなと今更ながらにつくづく思う最近です。

 激しく主張は対立しながらも、双方、代理人や当事者がリラックスしていると、上から大局的に物事を見渡せ、お互いの妥協点などが明確となり、どうでもいいような些細なことにいちいち反応して、事件が迷走するということもなく、解決が早いような気がします。またその解決も双方が納得のいく妥当な案です。
 皆がハッピーな落ち着きどころです。
 リラックスしていると、全体がよく見えるからだと思います。

 分かりやすいリラックスの態度としては、挨拶です。目を合わせて、しっかりと挨拶すること。さらには出来ることなら笑顔、スマイル!
 そして穏やかな声。言っている中身はエゲツなくても。
 
 ということは逆に、リラックスしていないということは、体がガチガチで怒り肩で、顔を合わせない、目を合わせないということです。
 これでは目の前のことしか見えません。全体がよく見えません。
 相手の行動に一喜一憂させられてしまいます。
 
 リラックス。
 自分が今いる状況に対して、適度な距離感をもって受入れることができるということです。


 抽象的な話が続きますが。

 中学生のときは剣道部で3年間ですが剣道をし、大学時代は淀川区の十三にある、町の合気道道場に通い、5年ほど前まで合気道を続けていました。
 武道ということでいえば、剣道も合気道も、で、おそらく他のスポーツでも、共通点があると思います。
 特に、剣道と合気道の共通点、武道の共通点は、基本、1対1ということです。もっとも合気道には、昇級・昇段試験はありますが、試合がありません。

 相手と対峙して、やるかやられるかという状況になったときに大事なこと。
 リラックス、です。リラックスが大事ということは、真理だと思います。

 余計な力をとにかく抜く。それが一番、強いということです。
 膝は、まっすぐピンとつっぱっていると瞬時に動くことができません。
 膝の力を適度に抜きます。
 上半身も同じです。

 そして、視線はというと、一点を見つめたりなんてしません。相手の目をにらみつけたりなんてしません。
 ぼんやりと、全体を見ます。
 そうしないと相手の全体の動きが見えません。
 相手の目の動き、足の動き、手の動き。
 全体を五感で感じます。

 そしてそのような稽古を積み重ねることによって、頭で考えるよりも先に、自分の体が反応して、体が先に動くようになっていきます。
 後から、自分でも驚くことがたまにあります。
 自分の体が勝手に動いたことに対する驚きです。
 剣道でも、合気道でも、同じでした。
 剣道。つばぜり合いをしていて、ハッと気づいたら、小手引き面を決めていました。体が勝手に動いていました。
 合気道。わざを受けたとき、体が勝手に受け身をとっていました。


 リラックスしていると、頭で余計なことを考えることなく、いち早く本質を理解して、瞬時に目的のための適確な行動に移ることができます。

 相手に怒りを感じない。ということは、相手に振りまわされない。一喜一憂しない。

 ただ目の前の相手をそのままに受け入れ、ただ観察する。そして、究極の目的を達成する。

 そのためには。
 リラックス、です。
 口角上げて、元気よく挨拶して、スマイル!


 がんばれっ、わたし!
 ああ、中島みゆきの「ファイト」が聞こえるよ〜♪ 

(おわり)

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2009年5月19日 (火)

契約の相手方【松井】

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 契約書のチェックをしました。
 まだ契約締結交渉段階で、契約するかどうかも未定の契約について、相手方が既に用意して、他の契約で使っている契約書を見せてくれと言いました。用意されているものを見せてもらいました。
 自分の弁護士としての業務上のことではなく、まったくプライベートに関する事柄に関してのものでしたが。


 ゲっ!
 という条項がいっぱい見つかりました。
 他の契約当事者の方々は、この契約書でそのまんまハンコを押しているのだろうと思うと、やっぱり業者対消費者ってなんだかなあと思います。
 業者の権利保証や損害賠償の予約についてはしっかり書いてあるのに対し、消費者側のそれは何も記載されておらず、むしろ権利としてあるものが制限されているのではないかと読める文言もあります。
 たとえば、業者が「契約上の地位」を譲渡するときは、原則、承諾するとか。
 えっ!?という感じです。契約の相手方を選べられへんやん!この会社だからと信頼して契約したのだとしても。なんじゃ、こりゃ?!という感じです。
 
 それなりの規模の会社なので、一応、顧問弁護士さんがいて、契約書のチェックをしているのだろうとは思いますが、顧問弁護士がいる会社であっても、こまめに契約書のチェックまではしてもらっていない会社もあります。また、下手したら、名前だけの「法務部」が法的にはまったく意味不明の文言で契約書を作っていたりします。


 プライベートな事柄で、お仕事モードで弁護士スイッチがオンになるのはなんだか気が引けるけど、住まいに関する事柄であり、金額も大きいので、見過ごすわけにはいきません。
 全部突っ込みを入れて、文言の変更等に応じないようだったら、その時点で私はその会社との契約については反対せざるをえません。
 会社の営業も、何事もよくを出しすぎると、80%の得られたものも0%となり失います。
 このへんの事柄が分かっている事業者かどうか。
 そもそもこっちは何もこの新しい契約を締結しなくっても特に大損するわけでもなく、困りもしないという立場であるということを考慮してもらわないと、いい加減バカにしないでよね、消費者を、という気分になります。


 大きな取引、金額や影響が大きなこと、さらには事業上の事柄についてはなおさら、ちょっとしたことでもこまめに弁護士に相談できるなら相談するようにされた方がいいかと思います。
 用意された契約書を弁護士に見てもらって、リスクを教えてもらう、ということです。
 それが「顧問弁護士」契約。
 あ、宣伝っぽくてなんだかイヤらしいですね。

 でも、本当にそう思います。
 なんでこんな契約書を作成したの?という契約書をもってこられて、トラブルが起こってから相談されると後の祭りに近いこともあります。

 民法の基本姿勢は、契約上の当事者は対等、という大前提があります。それが空想であっても。私人と私人は対等。そんななか、ずる賢い私人のカモにならないよう気をつけてください。
 こういう、相手の無知などに乗じるやり方が好きじゃないので、消費者保護委員会に入っています。
 欲をかいてだませられる方が悪い、とは言い切れないという思いがあるので。

(おわり)
*選ぶ方にも責任がもちろんありますけどね。目の前のものに対し、どれを選ぶのか、選ばないのか。 
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2009年5月12日 (火)

欠陥住宅訴訟の被告〜訴訟戦略〜【松井】

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 消費者法ニュースNO.79 2009年4月号で紹介されていたのでここにメモ代わりに。
 和歌山地裁平成20年6月11日判決です。
 「欠陥住宅の建替費用損害」とあります。
 「海岸寄りの埋立て造成地に建てられた木造軸組み住宅が、地盤の状況を調査することなく漫然と支持地盤に立脚しない不相当基礎をつくられたために不等沈下したもので、取り壊し建替えるほか相当補修方法がないとして、・・・新築代金3000万円を大幅に上回る損害賠償が認められた事例」とあります。
 大阪高裁に控訴されているのかどうかは不明です。
 原告の訴訟代理人は、欠陥住宅訴訟で著名な澤田和也弁護士です。
 で、ふーんと思ったのは、被告が3名だということ。
 どういった3名なのか。


 主文は、被告らは、原告に対し、連帯して3828万1000円を平成7年5月8日から支払済みまで年5分の利息もつけて支払えというものでした。 
 判決が20年6月なので、13年間分の利息だけでも、2500万円ほど発生しています!
 
 で、こんな法的債務が認められた被告は誰なのか。
 設計施工請負会社、担当建築士、そして請負会社の代表取締役個人でした。
 注文住宅において、請負会社や設計施工管理を頼んだ設計士を被告として責任を問うことはよくあります。
 本件では、請負会社の代表取締役個人の責任追及もしていたわけです。


 なぜか。
 だいたいにおいて、責任追及するといっても会社には資産がない、でも社長個人には資産がある、あるいは会社だけだと破産して逃げられてしまうといったことが往々にしてあるからです。
 
 で、理屈はどうか。
 

「被告Cは、被告会社の代表取締役として、欠陥のない建物を建築して損害賠償義務等を負うことのないようにすべき忠実義務を負っているというべきである。
 しかるに、被告会社は、建築基準法令に適合しない本件建物を施工したものであり、建設業者にとって、建築物の設計、施工にあたり、建築基準法令を遵守することは、基本的な義務であるから、被告会社がかかる義務に違反したことについては、被告Cに重大な任務懈怠があったと認めるのが相当である。
 したがって、被告Cは、原告に対し、旧商法266条の3第1項に基づく損害賠償責任を負うというべきである。
 
 また、被告Cは、被告会社の代表取締役として、建築基準法令に適合する建物を建築し、顧客に提供すべき義務を負っているにもかかわらず、これを怠った過失があるから、民法709条の不法行為責任も負うというべきである。」

 そうです。契約上の責任だけでなく、契約がない場合についての規定である不法行為責任も問うていたのです。そして裁判所はこの原告の主張を認めて、上記のように判示しています。


 法的な責任を追及するといっても、実質論、現実論として誰を被告とするのか、またその際、法律論として、時効や除斥期間等との関係でどういった法律構成を立てるのか。
 大事な訴訟戦略となります。
 たぶん弁護士によっては、上記の場合、代表者個人までは訴えない人もいるのではないかと思います。
 法人と個人の概念にとらわれて。
 でも、実質論、現実論からすれば、会社だけ訴えてももぬけの殻で、勝訴判決をもらってもそんな判決書はただの紙っきれで、実質的な被害回復、損害の金銭賠償はまったく得られないということもありうる以上、誰を被告とすべきか、そして誰を被告と出来るのかというのは大事な事柄であって、ここが弁護士の頭の使いどころだと思います。

(おわり)
★ 
 当ブログの記事等を読まれ、ご自宅建物等のことでご相談をご希望される方は、私も参加しています非営利法人建築問題研究会(NPO ASJ)の相談をまずはご利用されることをおすすめします。
 http://npo-asj.com/consul/index.html
 次回相談会は6月6日土曜日です。

 経験豊富な、一級建築士と弁護士がペアになって相談対応させていただきます。しかも、NPOなので相談料は1回90分程度で3000円という破格!の金額です(弁護士事務所に相談にこられたら60分1万円(税別)は相談料を要しますので・・・)。
 相談会の開催日が月1回というのがネックではあるのですが。しかも相談担当員は少数先鋭ということで、毎回6組ほどの相談しかお受け出来ないというのがネックなのですが。
  
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2009年5月 8日 (金)

忌野清志郎さん、亡くなる【松井】

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★5/11追記 
 高校のとき、清志郎さんのコンサートに一緒に行ったその友人からメールが!
 葬儀のときの写真も送ってもらいました。。清志郎ウサギ。涙が出てきます。
 順ちゃん、ありがとう。エルビス=コステロはまだまだ元気だよね!
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 「OK」。

 「ドカドカうるさいR&Rバンド」を何度も何度も聞いていました。中学生のころ。
 貸しレコード屋なるものが出来はじめたころで、いろいろなレコードを借りてはカセットテープに録って、なんどもなんども聞いていました。そんなうちの一つに、RCサクセション。
 

 高校生になると、友人と名古屋にRCサクセションのコンサートにも行きました。そのときのコンサートのポスターを部屋に何か月か貼っていました。
 当時、仲井戸麗市さんも確かソロ活動を始め、ストリートスライダースの蘭丸さんと麗蘭を組んだりと大活躍だったRCサクセション。
 

 5月、忌野清志郎さんが亡くなりました。
 58歳。
 一つのことを何年も何十年も変わりながら、変わり続けずにやり続ける。本物だったと思います。
 
 60歳を前にして、あの格好にあの歌。10代のときと同じ、ステージに立って歌う。
 Stay foolish  という、スタンフォード大学の卒業式でのスティーブ=ジョブスの言葉が頭に浮かびます。


 最近、ジャニーズ事務所の「嵐」のドームコンサートのDVDやパフュームの武道館公演のDVDを観る機会がありました。

 映像が始まった数秒で、観ていたパソコンの画面から大きな波動を受けたような衝撃でした。
 音と光とその動き。演出。
 嵐もパフュームも、尊敬してしまいます。

 これだけの人数を前にしてステージに立って、スポットライトを浴びて、マイクを握って、歌って、振り付けをうけて踊る。それも5人、3人が動きをあわせて。
 脅威的です。
 なぜって、自分は絶対に出来ないからです。
 単純に格好いい!
 若さって美しい!
 
 ただ、今になるとふと思います。
 60歳を前にしても、パフュームはパフュームであり続けるのか、嵐は嵐であり続けるのか。ステージに立って、歌って踊るのか。
 Stay foolish ?
 
 自分はどうだろうか? 14歳、17歳、そのままのバカでいてられるのか? 「バカな行動」は難しくっても、少なくとも、単純に感動できるバカではありたい。10代のときのように何かに熱狂的になることはもう少なくなっていても。

 14歳、挫折したベースギターでももう一度、手にしてみようかしら。

(おわり)

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2009年5月 1日 (金)

人のせいにしない逞しさ〜西原さんブログ〜【松井】

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 漫画家西原理恵子さんのアメーバブログの存在をつい最近知りました。
 http://ameblo.jp/saibararieko/
 安らぎます。
 以前からあったHPの鳥頭はあまり更新されていなかったのですが、このブログはほぼ毎日更新、しかも写真入り。西原さんもがんばっています。


 いいことが書いてありました。
 負の思い出に対する対処法、呪文の言葉。

 「許す。ゆるして、ゆるして、ゆるして、ゆるしまくる。これ楽。」


 事件解決の極意ってこれだと思います。
 難しいことですけど。
 遺産分割でいえば、問題は、単純に考えれば、親などが遺してくれたホールケーキの分配方法です。切り分け方の問題です。
 それが紛糾するのは、相続人らの間で、平等に分けるのは不平等だという主張が出てきたときです。

 で、なぜ不平等だというのかというと。
 それは結局、過去のあのとき、このときがどうだったという話が出てきたときです。

 心当たりがあるときはその指摘を受入れればいいし、心当たりがないときは受入れない。
 また、指摘する方も、言いがかりなのかどうか、それに対して自分はどうなのか、自分の胸に手をあてて考えてみる。
 それが出来ない人、頑な人が登場すると、解決しません。
 

 西原理恵子さん、「エチカの鏡」というテレビ番組にも先日、登場していました。
 最後の方しか観れなかったのですが。
 「あなたにとって漫画とは?」と訊かれて、「私のお店です。」と言い切っていた姿が格好よかったです。

 商店街のお店のおばちゃん、おじちゃんは、客が来ようが来まいが店は閉めない、まず店を開ける。これが基本。といったことを言っていました。たぶん、続けるということ、描き続けるということなんだろうと思います。


 我が実家を省みてもそのとおりです。
 シャッター商店街になった四日市駅前の諏訪ライオン通り商店街。通行人、お客がなくても、父や母は今もシャッターを開けて、店を開けています。
 ゴールデンウィークに土曜日、日曜日。わたしも法律事務所を毎日、開けていられるなら開けていたいのですが、種々の問題がありそれはできません。
 ただ、気持ちはそういう心構えです。


 以前、大問題になりましたが、とある上場企業の社長が、「休みが欲しい、休みが欲しいというのなら、会社を辞めたらいいんだ。」といった発言には、当時、実は共感する面がありました。
 労働基準法は当然、守るべき法律ですが、自分が自営業者という意識があったら、休みたい=存在の否定になります。当時のあの社長は、働くときの心構えを言ったのだと思います。それが言葉の表面だけが一人歩きしてしまった。

 以前、大橋に、あの社長に共感するといった話をしたら、それが自営業者、雇用主と雇われる側、労働者の違いなんだよ、と言われました。
 ただ、思うに、雇われる側であっても雇う側と同じ意識で働くことが出来たなら、またきっと違うと思うのですが、それが一番難しいことなんでしょうね。
 わたし自身も、勤務弁護士のときの気持ちと、経営弁護士になってからとではやはり違いますから。一応、1年目でも自分の名前を出して仕事をしている弁護士でもそう。
 経営者になると、やはり経費が気になるようになしました(苦笑)。経営者になって見えてくるもの、経営者じゃないとどうしても見えないものってあるんだと思います。


 西原理恵子さんブログがどうして安らぐんだろうと考えるに、自分で稼いで食っていくんだ!という気概が感じられるので、ああ、自分はまだまだ生っちょろいと反省し、ふっと肩の力が抜けるからかと。
 西原さんは、なにものにも甘えず、自立しています。何が悪い、あいつが悪いといった、自分の不幸を人のせいにしたりしていない。そういう姿に心安らぐんだと思います。
 一言でいうと、逞しさ!
 会社が悪い、経営者が悪い、相手方が悪い、裁判官が悪い、弁護士が悪い、依頼者が悪い。
 人のせいにしても物事、何も解決しません。
 受け入れ、自分で出来ることを自分で実行し、前に進んで自分の人生は自分で切り開いていく、逞しさ。
 誰も憎まない、誰も恨まない。

 りえぞお、格好いいです。やはり。

(おわり)
 
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