自分で自分を不幸にする人 【松井】
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弁護士、裁判官はもちろんだけど、裁判所の書記官さん、あるいは弁護士事務所の事務員さんなどでも、世の中で働く人として、損するタイプ、自分で自分を不幸にしているのではないかと思う人はたまにいます。
それはどういうタイプか。
自分の悪感情を露骨に出す人です。
つっけんどんな電話での対応、いらだちを隠さない話し方。
防御の姿勢で固くなっている対応。
そういう人と接すると、結局、その人自身が損するだけで、可哀想だなと思います。
そういうタイプの人が、自分が正しいという振る舞い方をして攻撃的な態度に出ながら、結局、自分の方が間違っていたというとき、態度が豹変したりして、そんな様子を目にするとこれまたなんだか物悲しくなります。
2
人間、よく出来た人は、ムカっときたり、イラっと来たりするときこそ、穏やかにリラックスして丁寧に人に接します。
また、基本的にはいつも愛想よく、笑顔で、接する人を安心させる雰囲気を醸し出します。
人間なので、激するときはあるけど、それをそのままに他人にぶつけるかどうかはまた別の問題。自分を律することができるかどうか、人間の器が問われているのだと思います。
世の中、いろいろな人がいます。
それをまた楽しもう。
この仕事、ワイドーショー好きが向いているのかもしれません。距離をおいて人を見れないと、身がもちません。
(おわり)
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