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2009年2月20日 (金)

非器質性精神障害って?【松井】

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1 
 単に法律を知っているだけでは、紛争の解決には結びつきません。
 (条文の読み方が分からない、法律を探せないというのは論外だけど、もしかしたらそれでも受かる、司法試験?)
 「なぜ無実の人が自白するのか
 についても、刑事事件でも人の心のあり方をよく理解している必要があります。
 「無実なら自白なんてするわけないじゃない。」という理解では、刑事事件の弁護人はつとまりません。ただ、さらに踏み込んで、なぜ「無実なら自白なんてするわけない」という認識があるのか、それのどこがどうおかしいのかを言葉で説明できる能力が刑事弁護人には必要とされてくるのかと。場合によっては。

 ビジネス、相続などなら、会計、税法の最低限の知識、理解が必須。
 そして。
 交通事故、人的損害の損害賠償論なら、医学知識です。


 法律や裁判でものごとを解決といっても、それはお金で計測することになります。
 つまり、生じた「損害」を「賠償」するという形で紛争の解決がはかられます。
 交通事故なら、民法709条、不法行為に基づく損害賠償請求です。
 このとき、問題になるのが、「損害」として、いかなる「損害」が発生しているのか、そしてその「損害」の額はいったいいくらなのか?ということです。

 このとき、「損害」が目に見えるものであるなら、「損害」の「有無」について、それほど問題にはなりません。次は、その「損害」の「評価」の問題になります。
 これに対して、「損害」が目に見えないものであるとき、まずそもそもそのような「損害」が生じているのかどうかから問題になります。

 先日、大阪弁護士会の交通事故委員会が主催した講演会に参加しました。
 「自賠責保険における非器質性精神障害の認定」です。
 講師は、損害保険料率算出機構、自賠責損害調査センター、損害調査部、認定審査グループの村山徹さんでした。
 2時間、いろいろと示唆に富む話が聞けました。
 なかなか講師をお願いできない方なので聞いておいたほうがいいよと同期の友人に言われ、行ってきました。
 

 画像や数値で判断できる「異常」ならそれほど問題にはなりません。
 画像や数値には「異常」はないが、異常な症状が出ている場合、その原因が問題になります。
 非器質性精神障害の定義は、「脳の器質的変化を伴わない精神障害」です。
 
 精神障害という症状が出ているといえるのか否か。そういった点を判断する際によく出てくる言葉があります。
 ICD-10 や、 DSMーⅣ です。
 わたしもこれらの存在くらいは知っていました。

 ICD-10
 http://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/index.html

 DSM-Ⅳ
 http://ja.wikipedia.org/wiki/精神障害の診断と統計の手引き

 やはりここでもこれらが大活躍するようです。


 これらを知らない弁護士はいないかとは思いますが、もし自分がこれらを知らなかった場合、相談者が訴える症状等についても、聞き逃して真剣に耳を傾けることがもしかしたらないかもしれません。
 そう思うと。
 常に幅広い分野に、浅くてもいいので関心をもつのが大事だと改めて思いました。
 
 先日、美容室の方からある相談を受けたのですが、そのときに頭に浮かんだのは、「ボディショップ」の記事です(http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/events/fri/pdf_fri_f97_01.pdf)。無駄な容器削減をという趣旨で日本でシャンプー等を計り売りをしようとしたら、法律上、ひっかかったという記事を数年前に見た記憶がふっと浮かびました。
 チェックしたら、薬事法の管轄分野であったことがはっきりしました。
 そこで薬事法をチェックしました。
 
 広く浅く関心をもつ。
 今回の非器質性精神障害の講演でも、交通事故に限らず、あの相談に役に立つのではないかとふとリンクしました。
 こういうことがあるから、この仕事は面白いなと思います。
 関係なかったことがあとからリンクしていくとうい快感。

(おわり)
ベルギービールのヒューガルテン ホワイトは美味しいです。数年前、箱買いをしているというS夫妻からその存在を教えてもらいました。いまや結構、ポピュラー?そんな知識が何の役に立つのか!?
 ↓
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