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2009年2月21日 (土)

商売はやっぱり、共存共栄/三方よし【松井】

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 ここ数日、セブンイレブンに公正取引委員会が立ち入り調査したという報道が新聞紙面を賑わしています。
 
 以前にも二度ほど、セブンイレブンが被告となった訴訟について、興味があり触れていました。
 http://osaka-futaba.cocolog-nifty.com/futaba/2008/07/post_79e3.html

 ついに、「窮鼠猫を噛む」という状態が現実化したということでしょうか。
 訴訟で戦いを挑んでも相手は徹底抗戦。それならば、他に使える手段は!?と。
 今回使われたのは、独占禁止法違反です。


 ここにいたる前に、なぜセブンイレブンは不満に対する火消しをしなかったのか。

 日経新聞の「わたしの履歴書」では、今、フランチャイズ展開をしているドトールの会長さんの連載となっています。
 数日前の記事。
 コーヒーショップ経営の「コンサルタント」をしていた人が、相談者が経営に失敗しても知らん顔で高級車を乗り回している姿を見て、人を泣かすような商売をしては駄目だと思ったといったことが書かれていました。
 ドトールは、フランチャイズ展開をしており、そこで、フランチャイズでコーヒーショップを経営する経営者の人、その人も幸せになってもらいたいといった思いでやっているといったことが書かれていました。
 「会社」といっても、その中身は人です。「会社」が「会社」として頭をもって考え、動くわけではありません、もちろん。会社も人が動かします。
 結局、経営者トップ、経営者の資質の問題なのだろうと思います。


 誰かを泣かせて利益を得ても、いつかどこかでしっぺ返しをくらいます。
 そんな事業の形は、長くは続きません。
 ざまあみろと何人もの人が舌を出しているはず。
 でも、そんな事業が世の中、事欠かない。なぜなんだろう。
 たぶん。
 なぜ、人が人を殺すのか?
 なぜ、人が人のものを盗むのか?
 なぜ、人が人をだますのか?
 といった問いと同じなんだろう、なんて考えます。
 
 公正取引委員会ががんばっても、適確消費者団体ががんばっても、消費者庁が出来ても、なくなりはしない。
 でも、不合理な目に遭って泣く人がちょっとでも減ったら、それは素晴らしいことだと思います。

*こんな本を本屋さんで見つけ、買いました。これから読んでみます。

(おわり)

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