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2008年10月31日 (金)

日弁連速報〜裁判員裁判〜【松井】

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*先日、裏千家の宗家拝観をさせていただく機会がありました。数百年という歴史を前に、いろいろと思うところがありました。Aさん、ありがとうございました。


 FAX新聞のように、ときどき日弁連速報が事務所にFAXで送られてきます。
 今日届いたもの。
 裁判員号外No.4
 斜め読みすると興味深いことが書かれていたので、ここにメモ代わりに。


 「講師バーバラ・バロン(NITA)のオープニングスピーチについて」
 NITAというのは、全米法廷技術研修所らしいです。
 そこから指導者4名を招聘し、日弁連で実践的な研修が行われたようです。

 「日本の弁護士は、これまで裁判官のみを説得対象として活動してきました。しかし、これからは裁判員という一般市民も説得対象となります。今、裁判が変わろうとしています。新しい法廷弁護技術は、裁判員も理解し、共感することができるものでなければなりません。
 かつてアメリカでは、刑事事件において、弁護人が必要不可欠であるとの認識はありませんでした。しかし、ギデオン事件(Gideon Case)によって、弁護人の存在が必要不可欠であることが認識されました。次に、タンクレフ事件(Tankleff Case)によって、弁護人が存在しているだけでは不十分であることが分かりました。冒頭陳述で約束したことを立証活動によって果たす必要が有るという法廷弁護技術の原則に従わなかったのです。弁護人は、存在しているだけでは駄目で、依頼人のために効果的な弁護活動をしなければなりません。
 今、裁判員を説得するための新しい法廷弁護技術が日本弁護士に必要とされています。新しい法廷弁護技術を身につけることによって、依頼人の権利を守ることができ、正義が実現されるのです。」
 
 「法廷は劇場です。裁判員の興味を惹き、楽しませなければなりません。」
 
 この「裁判員を楽しませる」とは、「伝え方を工夫しろ、という意味」だそうです。


 「弁護人は、存在しているだけでは駄目で、依頼人のために効果的な弁護活動をしなければなりません。」
 民事事件の代理人弁護士、代理人活動も同じです。
 何が「効果的」なのか。
 まずは弁護士自身が余計な敵を作らないということが必須ではないかと思います。
 そのためには、代理人として対外的に活動する際には、謙虚に、礼儀正しく、相手に思いやりをもって振る舞う。
 弁護士に限らず、たぶんきっと、人としても大事なことだと思います。
 皆が皆、そうは行動できない、そのように行動できる人の方がむしろ少ない。
 だから。
 謙虚で礼儀正しい人に出会うと、感動するのだと思います。


 最初の出会いで過去、一番感動した出来事は。

 アメニティアドバイザーとしてご活躍されている、近藤典子さん(http://www.hli.jp/)とお会いした際のその後の出来事でした。
 
 数年前、友人の誘いで、とある場でご一緒させていただいたことがありました。名刺交換をさせてもらいました。
 ただ、その日、その場は慌ただしく、また今度ゆっくりご飯でもご一緒にという言葉と共に、1時間ほどで私はその場を後にしました。よくある社交辞令として何とも思っていませんでした。
 
 しかしその数日後、事務所で夜8時ころ、仕事をしてると電話が鳴りました。電話をとった同僚が、「松井さん、近藤さんという人からの電話だよ。」と言います。
 「近藤?」と怪訝に思い、電話口に出ると、数日前にお会いした近藤さんでした。大阪でまたその友人らと一緒に食事をするので、よければご一緒にというお誘いの電話でした。
 びっくりしました。
 まさに有言実行。
 
 実は、当時、当然、平日昼間のテレビなどを見ることもなく、「収納のプロ 近藤典子先生」の存在を知りませんでした。友人が心の師匠として数年来お世話になっている方、友人が「近藤先生」と呼ぶ方としての認識しかありませんでした。名刺交換をさせてもらっても、いったい何をされている方なのかも知りませんでした。
 そうであっても、数日前の言葉を自ら実行し、友人経由ではなく、直接、自ら電話を架けてきてくれた、そのことにびっくりしました。
 
 近藤典子さんのご活躍を知ったのはその後のことでした。
 テレビ出演に出版。
 やはり出来る人は行動が人とは違う、人が出来ないこと、しないことをするのだと身をもって知りました。
 人に感動を与えられる人は、普段の行動からして違うのだと勉強になりました。


 弁護士の仕事も、法廷でよい弁護技術、弁護活動を見せようと思えば、おそらく、仕事を離れた普段の、日常の言動からして、違うものでなければならないのではないかと思います。
 法廷の場だけ別人格になって、紳士淑女然とした言動など、出来るわけがありません。

 だから。
 「誰に対しても対応は変えないこと。心穏やかに、親切に、丁寧に。」と書いた紙を机の前に張っています。

 なぜならば。
 実行できていないからです、もちろん。実行できていたら紙に書いてはったりしません。
 人間修行は難しい。
 弁護士修行は、人間修行だわ。
 近藤典子さんには、まだまだなれません。メディアの中でも、メディアの外でも変わらない。
 法廷の中でも、法廷の外でも変わらない。
 うーむ。

(おわり)
 
*「法廷は劇場」。関西テレビをバックに。
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