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2008年1月 8日 (火)

現場一番【松井】

Pic00064
数年前、日帰りで石垣島の検察庁支部に出向いたときの写真。8時関空発、6時石垣発だったかな。忙しかったので一泊していこうという気もなく。ただ、支部ではコーヒーを出していただき、そのことに感動した記憶が。大阪では考えられない。


 弁護士は、事務所でもくもくとパソコンに向かい書類を作成しているか、依頼者・相談者と打合せをしているか、あるいは電話に出ているかということが確かに多いのですが、意外と外に出ていることも多いです。
 どこに行っているのか?

 委員会の会議のために弁護士会に行っていたり、あるいは弁護団や所属会派の会議のために他の弁護士事務所に行っていたり。
 もちろん、裁判期日のため、裁判所にも行っています。裁判所も、通常の行動範囲として、京都、神戸、奈良、和歌山あたりだった足を運びます。それ以上の遠い裁判所には、出向くこともあれば、電話会議で済ませることもあります。
 また、そのほか事件関係者に会うために出向いたり、不動産が絡む事件なら不動産の物件を見て確認したり、事故や事件だとその現場に足を運んだり。
 

 相続事件を多く担当することもあり、不動産は見に行くことが多いです。
 小規模ですが、裁判所の依頼で破産管財人となり管財物件の不動産を売ることが業務であることもあります。小規模の管財物件では、費用対効果の関係もあり、現地に不動産を見に行くということはあまりないのですが、行ってみると、やはり見に行くべきだなといつも痛感します。


 数年前には、関西から電車で2時間以上の場所にある土地の売却手続のため、12月、購入希望者の方と一緒に現地で落ち合い、土地の形状等の確認をしました。
 そこはとても雪深い土地であり、駅まで迎えに来てもらうと、早速、長靴を手渡され履き替えました。
 車で現地につくと、そこはもう雪が30センチちかく降り積もっており、隣地の人同士で雪をかき分け、目印をつけ、管財物件の土地の隣地の2名の方々に、その間にあった土地を分割して購入してもらったこともあります。
 どこでどう分けるかということについて、電話とファックスではらちがあかない部分があり、現場に行って話しをつけることになりやむえをえずに出向いたものでした。
 土地自体は大した面積もなく、価額からして仲介業者に入ってもらうほどのものでもなかったため、弁護士がまさに不動産業者として不動産を売りさばきました。
 
 先日も、仲介業者に依頼するほどの価額でもない物件を管財人として売らねばならず、やはり隣地の方に声をかけ、結局、出向くことになり出向きました。売れない不動産というのは大体あまり交通の便のよくないところにあり、このときもお手数をおかけしたのですが駅まで車で迎えに来ていただきました。


 百聞は一見に如かず。

 思わず、「買っても使い途がないのではないですか?」「買われてどうするんですか?」と訊いてしまうような物件でした。
 一応、破産手続開始決定の申立書に添付されていた資料の写真等は確認し、現地に行かれた方に電話で状況を教えてもらったりはしていたのですが、想像を超えていました。
 物件をこの目で見た以上、売買許可申請を作成して裁判所に提出するに際しても、書くにあたっての言葉の力が当然、違ってきます。

 費用対効果などということを超えて、やはり不動産は現地で確認するということが大事だなと改めて思いました。不動産業者の方なら当たり前にやっていることをやらないでどうすると反省しきりです。


 事件は、何にしても、その場所に行ってみる、五感で感じるということが重要。
 書くべき書面が溜まっている、打合せが重なっているといった業務が多いと、つい「出不精」になってしまいますし、小規模の管財事件ではつい費用対効果を考えたりしますがそれではいい仕事は出来ないなと思います。
 
 弁護士は、かかってきた電話に対応できるようになるべく多くの時間、事務所にいるべきだとは思うのですが、あまり事務所にばかりいてもよい仕事はできない。
 何事もバランスでしょうか。


(おわり)

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