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2007年12月29日 (土)

昨日の夜の出来事&「ドキュメント戦争広告代理店」【松井】

Cimg2249



昨日の夜の出来事・・・。  About Last Night というロブ=ロウ主演の青春映画を思い出しました。それはともかくとして、昨夜、事務所の全員で食事をしました。場所は、南森町のイル・チプレッソ。
 事務所自体は昨日で仕事納めでした。
 在学中から事務所で学生アルバイトとして働き、卒業後、そのまま残ってくれた川上さん。もう3年。去年の夏から加わってくれた大和さん。そして弁護士を目指す学生アルバイトの湯川くん。そして大橋と私。総勢5名。

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 最小単位の法律事務所は弁護士1名でスタッフ1名か2名という事務所です。大阪ではそんな事務所が何パーセント占めるのか。
 我が事務所も最小単位に近い規模の小ささです。
 2002年9月に開業してもう5年が過ぎました。
 開設当初のスタッフ立川さんや曽根さんのことは今もときどき話題に上がります。開設当初、走り出すと出てくるマネジメントの問題が山積の中、笑いを忘れずに二人には本当によく頑張ってもらいました。問題が起こっても笑い飛ばして乗り切るエネルギーが溢れていたように思います。そんな二人も大阪を離れ、今や子育て真っ最中のようです。

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 あれから5年。どんな法律事務所を目指しているのか。
 昨日、皆で食事をしながら言っていたのは、というか、いつも言っていることですが、「気取った事務所」にはならないように。というか、なりようがないということです。
 ドアを開けた瞬間、思わず緊張してしまうようなゴージャスな事務所というのももちろんあります。圧倒されるような優雅さです。
 我が事務所は、そんな方向性を目指してもそもそもそんなキャラクターでもないという弁護士二人です。
 目指すは、親しみを感じてもらえる事務所です。
 クラシック音楽はいつもかかっていますが、ときどきアロマオイルも炊いています。足を踏み入れた方がリラックスできるように。

 6年目の仕事納めの日、事務所の皆で、リラックスして一緒にワインを飲み、美味しいご飯を食べられる時間を共有できました。本当に恵まれたことだと思います。
 感謝。

 年明け2008年、進むべき道は見えています。
 事務所一丸となって、開設当初の「ドラえもんの理念」を実践していきたいと思います。

 「平和アンテナから出る電波は、どんな争いもぴたりと止めるんだ。」

 平和アンテナを手に理想に燃えるドラえもんのポスター(事務所に飾ってあるもの)
 ↓ 
Cimg2251

 法律を道具に、争いのない世界を目指して。平和アンテナのような事務所に。
 ありきたりですが、紛争解決、そして何よりも紛争予防。


 皆さま、よいお年をお迎えください。
 そしてまた来年、どうぞよろしくお願い致します。

(おわり)


追記 
 年末、「ドキュメント 戦争広告代理店 ~情報操作とボスニア紛争」(高木徹、講談社文庫)という本を読みました。いろいろと示唆に富む本です。プロフェッショナルの凄さを実感しました。
 ただ笑えるのは、最後、クライアントであるボスニア・ヘルツェゴビナ共和国と代理店であるルーダー・フィン社との決裂のきっかけは、フィーの支払いを巡ってだったという点です。弁護士代理人としても生々しい話です。
 いずれにしてもルーダー・フィン社のジム=ハーフ氏らは、PR会社としてプロフェッショナルとしてのサービスを提供したのは間違いないかと。
 PRというのは、Public Relations の略であり、著者曰く「きわめてアメリカ的な概念であるため、未だにこれといった日本語の訳語はない。PR企業のビジネスとは、さまざまな手段を用いて人々に訴え、顧客を支持する世論を作り上げることだ。」とあります。
 この「さまざまな手段」という点が、プロのプロたる所以で本領発揮のところなのでしょう。プロ中のプロとそうでない者との手腕の差、落差も描かれたドキュメンタリーの本でした。年末、改めて「プロフェッショナル」というものについて考えました。「プロフェッショナル」。茂木健一郎さん、大好きです。ときどきブログチェックしています。来年も期待。
 ジム=ハーフ氏はその後、自らのPR会社を設立。
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