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2006年4月25日 (火)

消費者保護委員会~「お金」の知識~【松井】

Cimg1185 1 以前にも書いたような気がしますが、私は、大阪弁護士会の消費者保護委員会に属しています。弁護士1年目のとき、布団のモニター商法事件「ダンシング被害事件」が発生し、当然のように弁護団に入りました。
 ダンシング大阪事件は、大阪地方裁判所での和解で終結しました。その後、ダンシング姫路事件は大阪高等裁判所の全面勝訴判決を受け、クレジット会社からの上告受理申立は不受理となり、確定しました。
 その後消費者保護委員会が被害者説明会を開いたり、弁護団を結成したりする事件としては、エステ・デ・ミロードの破産事件、健康食品会社の八葉物流事件、不動産投資詐欺のJ&E事件などが起こり、最近では呉服の過量販売で問題となっていた愛染蔵の破産事件があります。

2 ところで、このようないわゆる消費者被害事件がなぜなくならないのか。イタチごっこです。いわゆる悪徳商法を発案・実行する会社はえてしてクレジット会社の加盟店契約を締結し、消費者にはクレジットを利用させて30万円以上の高額な商品を購入あるいはサービス提供の契約をさせています。
 会社にはクレジット会社から代金が一括で支払われ、消費者はクレジット会社に対して、手数料を上乗せした金額を5年、60回払いくらいで月1万円程度払い続けるのです。 会社が潰れたらサービス等の提供はなくなり、品物等も受け取れないけど、クレジット会社に対する負債だけがドカンと残るシステムです。クレジットの功罪でしょうか。

3 同じ消費者委員会に属する友人が言っていました。悪徳会社を規制するといっても後手後手にまわる。それよりも、騙されない賢い消費者教育に力を入れる方が効果的ではないか。小学生、中学生段階からお金の教育を意識したらいい。
 人生、「命の次に大事なのはお金」なんだという厳然たる事実を切実に教えたらいいんじゃないかと。
 確かに、一理あります。
 海外旅行に行ってみると実感します。命の次に大切なのはお金だ、ということを。お金さえあれば、命以外のものを奪われても何とかなります。しかしお金がないとどうしようもない。まさに身動き出来ません。

4 有名投資家バフェットさんとか言う人の、自宅での2歳の女の子とのふれあいの様子をテレビで放映していました。
 帰宅するなり、「今日はどの銀行に預けようか」と言いながら子どもを抱き上げ、子ども部屋に行きます。子ども部屋には、4つくらいの貯金箱があり、どこにいくらお金を入れるかということで子どもと協議していました。
 お金の英才教育を見た思いでした。「お金」を切実に意識する訓練を2歳から積んでいるのです。
 自分が受けた公立の義務教育を振り返って、「お金の教育」を受けたことはありません、確か。
 ただ、おそらく新聞記事で恐怖心だけ植え付けられていたようで、大学生になってクレジットカードを作った際、「怖いよ、怖いよ」と自分で言い聞かせ、口座にお金がある範囲内で使うだけの自制心はありました。 
 だけどそのような自制心すらないままに20歳になってしまう人がいかに多いことか。お金を増やす知恵の本がいっぱい本屋には並んでいますが(30歳で3億円貯めるだとか。)、まずはお金で損しない知恵を学ぶのが賢明だと思います。
 物の売り買いのときだけでなく、他人にお金を渡す際や、連帯保証人の契約書にサインする際に気を付けるべきこと、覚悟すべきことなど。
おわり
*写真は今年新しく出来た、奈良地方裁判所の外観。思ったほど綺麗な建築ではなかった。

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