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2004年11月14日 (日)

ご利用は計画的に【松井】

CIMG0392.JPG


金曜日、午前11時40分、
大阪地方裁判所堺支部にて破産審尋期日。

【利息制限法】
1条
金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約は、
その利息が左の利率により計算した金額を超えるときは、
その超過部分につき無効とする。
元本が十万円未満の場合 年二割
元本が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
元本が百万円以上の場合 年一割五分

つまり、30万円借りたら、利息は年18%、5万4000円が
上限であり、それ以上の契約は超える分は無効ですよ、
ということである。

【出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律】
5条
2項
前項の規定にかかわらず、金銭の貸付けを行う者が業として
金銭の貸付けを行う場合において、
年二十九・二パーセント(二月二十九日を含む一年については
年二十九・二八パーセントとし、一日当たりについては
〇・〇八パーセントとする。)を超える割合による利息の
契約をしたときは、五年以下の懲役若しくは千万円以下の
罰金に処し、又はこれを併科する。

つまり、年29.2%を超える金利でお金を貸しちゃいけないよ
ということである。

消費者金融のコマーシャルをよく見ると画面にちらっと映る
29.2%という数字もこの法律を意識したものである。

でも、30万円借りて29.2%の金利って、利息制限法の18%を
超えているんじゃないの、無効なんじゃないのと不思議に思うところ。

【貸金業の規制等に関する法律】
43条
貸金業者が業として行う金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約に
基づき、債務者が利息として任意に支払った金銭の額が、
同法第一条第一項に定める利息の制限額を超える場合において、
その支払が次の各号に該当するときは、当該超過部分の支払は、
同項の規定にかかわらず、有効な利息の債務の弁済とみなす。

そうです。
この条文によって、利息制限法は骨抜きにされたと言われているのです。

要は、借りた人が払ってくれるなら、一定の要件を満たせば、OKだよ
というのです。


三井住友銀行が住宅ローンの長期固定金利をさらに下げ、
さらには30年だったかの固定も導入したとの新聞報道があったところです。

2%だ、3%だといっている中、短期とはいえ、
29%などという高利でお金を借り、引っ越し費用や旅行費用、
家賃などに使ってしまい、返せど返せど元金は減らず、
そうこうしているうちにまた突然の出費が重なり、
返済に困り、別の会社からまた20数%でお金を借りる。
多重債務の始まりです。

30万円お金を借り、年利25%なら利息は7万5000円。
一ヶ月2万円を返済しても返済し終わるのはおおよそ1年9か月後。、
一人暮らしで給料手取り20万円、家賃6万円なら、なんとか返せそう。
しかし返済期間の1年9か月の間にいは何が起こるか分からない。
勤務先の倒産あるいは給料の減額といった収入減、あるいは
冠婚葬祭の出費、友人・同僚との交際等々の出費増。
そこで新たな会社からまた同じ条件で借り入れを行う。
こうなるともうあとは雪だるま式で月々の返済額がみるみるふくらみ、
にっちもさっちもいかない事態となってしまいます。
返せども、返せども借金が減らず、そこへ、もっと借りませんか、
と融資枠拡大のお知らせがとどき、ついつい借増しをする。
典型的な多重債務のパターンです。
だいたい一度借りたらそれっきりというのではなく、
まるで自分の預金があるかのように、1、2万円を借りたり、
返したりを繰り返している方が多いようです。
貸すほうは金利でずっと儲けられるというパターンです。


裁判所の堺支部へは久しぶりに行きました。
最寄り駅の南海・堺東駅を出ると、
そこはサラ金の看板がこれでもかと目に飛び込む
サラ金ワールドが繰り広げられていました。
きっと、1階の店で30万円借り、2階の店で20万円、
3階で10万円と超高利で借りる人が何人もいるに違いない。
ふつう、同じビルに同種の営業店舗が1階から上階まで
入っていて、それで営業をやっていけるのかと不安に思うところだけど、
消費者金融はかたまっている方が、お金を借りてくれる人が寄ってきて
くれて営業として効率的なんだろう。

消費者金融からお金を借りざるを得ないときもあるのかも
しれないけれど、
金利を考え、
まさにご利用は計画的にと書かれたティッシュを駅前で配りたい。

裁判所破産部裁判官と弁護士会消費者保護委員会の弁護士で
高利注意の街頭ティッシュ配りができなもんか。

昨日テレビをちらっと見たら、森永卓郎が出ていた。
サラ金のティッシュ集めが趣味で、
サラ金のティッシュで広告に出ている松本伊代の変遷
が研究できるそうだ。

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